純国産100%のはちみつをご賞味くださいってどういうこと?

「私のはちみつは、安心安全の純国産100%です。
全て養蜂家がミツバチと共に国内を移動し、収穫しています。」

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ってよく書いてあるかと思うのですが、これって本当は価値の大きさがよくわかんないですよね。はい。

ちょーーーー簡単にいうとですね、国内で食べられてるハチミツの7%しか国産の純ハチミツって無いはずです。つまり、はちみつ草野のはちみつはその、「7%」の中に入ってるってこと!貴重すぎる!!笑
文字通り、養蜂家の僕がミツバチとともに新潟県内を巡り、蜜を収穫しています。

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平成25年のデータで、日本国内のはちみつの流通量は年間約41,000t、国民1人あたり410gほどです。
国産のはちみつは全体の7%ほどの約2,800t、国民1人あたりではたったの28gです。ちなみに、はちみつ大さじ1杯が約22gです。

約38,200tが外国産なのですが、そのうち約30,000tが中国産で日本国内で流通しているはちみつのおよそ73%にのぼります。
10本はちみつがあったら、7本が中国産、1本が日本国産、2本がそのほかの外国産ぐらいの割合です。

さて、そんなとても希少な国産はちみつですが、それを取り巻く環境はとても深刻です。
40年前と比較して、はちみつを採ることのできる「蜜源植物」がある土地は、37万haから15万haへ60%も減少。
イメージとしては、本州の面積が日本全土の約60%ですので、40年で本州が全て砂漠になったようなものです。
僕の身近なところでも、大規模なメガソーラー発電所の建設により、多くの「蜜源植物」が伐採されました。
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現在、本州が砂漠になっているわけではありませんが、土地の開発や農業、自然環境の変化により、皆さんの身近なところでも徐々に自然は減ってきています。
はちみつが採れるということは、まだ自然が生きているということ。
そういった場所を大切に、さらに40年後の未来につなげていきたいですね。

はちみつ草野は純国産100%
http://mitsukusa.com/policy/#domestic

<参考>
農林水産省(2014). 養蜂をめぐる情勢
http://www.maff.go.jp/j/chikusan/gijutu/mitubati/pdf/youhou_meguji_2014.pdf