【2025はちみつ⑤】「里山の花々 夏」7/10収穫
2025年7月10日収穫の「里山の花々 夏」は、夏絞りの中でもピカイチの風味となりました。
今までたくさんのはちみつを食べてきた草野も「これは美味しい、今までの夏はちみつで一番かも」となった理由についてお伝えしたいと思います!
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香り高いコクのある甘さ
【主な花】 アカメガシワ など
【香りの強さ】4 (5段階)
【甘さの強さ】4 (5段階)
【収穫期間】7月10日
【収穫地】新潟市角田山
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複数の花から集められたはちみつを「百花蜜」といい、はちみつ草野では採蜜地や季節によって異なる味を『里山の花々』と呼んでいます。
「里山の花々春」を収穫した角田山は482mの低山。
収穫日7/10の角田山は午前6:30 時点で、28℃微風。 ミツバチも落ち着いてます。
6月、7月と「里山の花々 夏」の収穫が続いていました。
「里山の花々」シリーズは、角田山の麓に巣箱を置きその周辺2km(ミツバチの稼働範囲)の蜜源植物から収穫しています。
「里山の花々 春」と「里山の花々 夏」それぞれの時期に咲く花から収穫するので、同じ場所に巣箱を置いていても季節によって変わる百花蜜を楽しめるのが「里山の花々」シリーズです。
春と夏の蜜の違いを説明すると
春は花の香りと風味が主役
夏は果物のようなフルーティな甘さ
と草野はよく話します。
はちみつ草野が巣箱を置いている新潟市西蒲区エリアで蜜源としている主な夏の植物は、
野バラ
クロバナエンジュ
タデ
栗
アカメガシワ など
6/13収穫「里山の花々夏」は終わり頃のアカシアも少し入った、野バラがメインの百花蜜でした。
今日収穫した7/10「里山の花々夏」はアカメガシワがメインの百花蜜。
同じシリーズでも、収穫時期が1ヶ月変わると花が咲いている植物が変わるので、もちろん蜜源も変わりはちみつの風味・香り・甘さも異なります。
「アカメガシワ」という植物についてあまりピンとこないと思いますが、新芽が赤いことからその名前がつく蜜源植物で、
さっぱりと軽やかな甘さでコクのある蜜を出します。
みずみずしい新芽のアカメガシワ
花が開いて満開
そして、今年の7/10は特に美味しい!
7/10に収穫した「里山の花々夏」は、ここ数年の夏収穫のはちみつの中でピカイチの美味しさ!搾りたて格別でした。
ブドウのデラウェアのような糖度があり舌にのせるとトロッと溶けていきます。
どうしてこんなに美味しくなったのか!?
それは雨が関係しています。
梅雨に入ってもここ新潟市西蒲区はまとまった雨が降らずに晴ればかりでした。
そうすると花蜜の水分量が減少し、ミツバチがより濃縮された蜜を巣に持ち帰り、結果としてはちみつの糖度が高くなります。
で、巣の中でさらに水分がとびトロッとしたはちみつが出来上がるのです。
収穫して現地ですぐに遠心分離機にかける
この日の収穫は約300kg
角田山から加工場へ移動。タンクに移す最中もフルーティな香りで満たされます
7/10収穫の「里山の花々 夏」ぜひお試しください!