【はちみつ草野】始動します。

2016年6月28日。
本日は、僕にとっての新たな第一歩が始まる記念すべき日。
いよいよ待ちに待った新ブランドのお披露目です。

「はちみつ草野」

いよいよ始まります。

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日頃お世話になっている直売所でも、リニュアルした新パッケージでの販売を開始、素敵なロゴマークも作り、ホームページもはじめて開設しました。今まで用意のなかったリーフレットも準備して、いつもの作業小屋も、にしかんエリアの体験型観光拠点として新たに空間を整えました。今回のブランドリニュアルに際し、今日まで本当にたくさんの方に相談させていただきました。こんなにすばらしく作りこんでくださった皆様に感謝します。ありがとうございます。

祖父が名乗っていた「草野養蜂」の屋号、決して大きくはなかったけれど、大切な名前でした。

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ちょうど数日前におこなった三回忌、戦中名古屋にいた際に養蜂を学び、戦後、蜂と共に新潟に戻ってきたという、ミツバチの大好きだった祖父にも、いよいよここまできたよと伝えてきました。

養蜂家としても、人間としてもまだまだ未熟な僕は、この仕事について、今までも伝えようとしながらも一人では伝えきれないことだらけだったように思います。これからまた、祖父のようなミツバチの良き伴走者としての養蜂家を目指し、はちみつをきっかけに皆さんも知ることができる、未来につながるたくさんの素敵な事柄を、自分なりに伝えていこうと思っています。

草野養蜂としての最後の商品『アカシアはちみつのしぼりたて2016』は当初予定していた限定80本を大きく超え、販売店からのご要望にお応えする形で急遽商品の追加、1週間で140瓶を販売することができました。この反響にも、自分自身びっくりすると同時に、あらためて物事を伝えるということの重要さを感じずにはいられませんでした。

そして、待ちに待った2016年のはちみつ、全ラインナップが販売スタート致します!
今年のはちみつ草野ラインナップは以下の通り。

『アカシア、山桜、藤、菜の花、里山の花々、海辺の花々』

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全6種類です。
各直売所には通常5種類のはちみつが並びます。
新たに拠点となる岩室エリア、はちみつ草野の「coya」に直接お伺いしてくださった方には特別に、収量の少ない菜の花も販売する予定です。
花によっては希少な種類も多々ありますので、お好きな種類のお求めはお早めをお勧めします。

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さて。今後も業種を超えた様々な方の力をお借りし地域とつながり、活動を続けてまいります。養蜂を通し農業の背景や自然を考える一つの指標として、この取り組みを皆さんとともに、どんどん広げていきたいです。

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はちみつには、使命がある。

もしミツバチがいなくなったら、人類は4年しか生きられない。
そんな説があります。
地球上に生息する多くの植物にとって受粉に欠かせないのがミツバチという存在。
彼らがいなくなったとしたら、人間は野菜や果物のほとんどを口にできなくなってしまいます。
花から花へ飛び、甘い蜜と一緒に、いのちを運ぶ。
ミツバチと生きることは、未来を考えることでもあります。

はちみつを食べることで養蜂業は次の時代へつながり、いのちの流れを支えることができます。
おいしいはちみつを楽しむことは、自然の循環に参加するひとつの方法なのです。

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はちみつと共に、これからも次の時代を考え続けます。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

はちみつ草野代表 養蜂家/草野 竜也

 
Special Thanks 【はちみつ草野プロジェクトメンバー】
Designer:加藤 歩美(Pデザイン研究所)
Copywriter:横田 孝優(ザツダン)
Web Director:久住 達朗(kusumi28)
Coordinator:小出 真吾(IDEKO)
Producer:山倉 あゆみ(foodrop)