【2025年産はちみつ②】『里山の花々春』5/18収穫

山桜・ウワミズザクラといった桜蜜の収穫が終わり、
そのまま同じ場所で咲く藤の収穫に入りました。

桜の収穫が5/8だったので、その10日後には藤を収穫しているという待った無し状態!
もう一週間もしないうちにはアカシアが始まり、ミツバチと養蜂家にとっては怒涛の5月が始まりました。

複数の花から集められたはちみつを「百花蜜」といい、はちみつ草野では採蜜地や季節によって異なる味を『里山の花々』と呼んでいます。
「里山の花々春」を収穫した角田山は482mの低山。
収穫日の5/18午前6:30 曇り/気温18℃  

ちなみにはちみつを収穫する際は、朝早い時間に収穫します。
この日も朝6:30には角田山で採蜜を始めました。
それには理由が。。。

日が昇り始めるとそれにあわせてミツバチ達が動き出し蜜を探しに飛んでいきますが、ミツバチ達が新しい蜜(当日集めた蜜)をもって戻ってくる前に巣箱にある前日までの蜜を収穫してしたいからです。
花から集めてきたばかりの蜜は水分も混ざっていますし味が薄い。
皆さんが食べているはちみつは、巣箱の中でミツバチ達が羽を動かし風を起こして水分を飛ばした美味しいはちみつです、なので前日までの蜜と当日の蜜が混ざらない朝のうちに収穫してしまいます。

さて、「里山の花々 春」の特徴もご紹介しますね。
メインとなる蜜源は藤。
周辺の山藤の開花はこんな感じ
動画の藤は見事な咲き具合ですが、今年は咲いている藤の数が昨年より少なく、花の色も薄めでした。

藤は上品な香りと優しい甘さの蜜が特徴、そしてアカシアと同じマメ科なので、花が終わるとインゲン豆に似た細長い実をつけます。

今年の「里山の花々春」の蜜を紹介すると、例年の里山春よりさっぱりした状態になっています。
ウワミズザクラの蜜がまだ巣箱に残っている状態で、毎年ミツバチ達が藤の蜜を集めてくるのですが、今年はその藤の量が少なめでした。なので割合でいうと50:50。
藤の穏やかな甘さを感じられつつウワミズザクラの香りもしっかりと感じられるはちみつになりました。

「藤の上品な香りと優しい甘さ」

【主な花】 藤(ウワミズザクラ、タニウツギ) 
【香りの強さ】4 (5段階)
【甘さの強さ】4 (5段階)
【収穫期間】2025年5月18日
【収穫場所】新潟市西蒲区角田山


新潟市西蒲区角田山