冬場のお仕事その②「巣枠作り」

冬の間にやっておく仕事で重要なのが、この「巣枠作り」。

この巣枠にシートを貼り付けたものに蜜蜂が”蜜ろう”を付け固めて大事な巣が出来あがります。
最初は液状の蜜ろうですが、空気に触れると固まる性質があり、働き蜂はお腹から分泌した蜜ろうを足ですくい取り、口まで運び器用に巣作りをしていきます。

と、話が逸れましたが。。。大事な基礎となる巣枠ですが、やはり年々使い続けるうちに傷んで壊れたり外れたりするのが出てきます。
そんな時、壊れたらすぐに交換できるよう人間は冬場せっせと巣礎枠のストックをつくっておくのです。

まずは枠を組み上げ、次は針金を3本通します。
この針金がポイントで、タルミがないようにグッと引っ張ります。
引っ張りすぎると針金が切れるので注意!

そしてコマと呼ばれる三角をつけます。
このコマは、巣箱の中で巣枠同士がくっつくのを防いだり、採蜜時、蜜蓋(蜂蜜が溢れないように蜂が被せた蜜ろうの蓋)を切るときの親指ガードになってくれたりします。

ここまででとりあえず巣枠は完成しました。
この巣枠は、別のタイミングで巣礎を貼り付けられて出番を待ちます。
その前にまだまだ巣枠を作らなくてはいけないので頑張ります!