【2025はちみつ④】「里山の花々 夏」6/13収穫

2025年6月13日収穫の「里山の花々 夏」が登場です!

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初夏の花のさわやかな甘さ

【主な花】 ノバラ、クロバナエンジュ、アカシア
【香りの強さ】3 (5段階)
【甘さの強さ】2 (5段階)
【収穫期間】6月13日
【収穫地】新潟市角田山
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複数の花から集められたはちみつを「百花蜜」といい、はちみつ草野では採蜜地や季節によって異なる味を『里山の花々』と呼んでいます。

「里山の花々春」を収穫した角田山は482mの低山。
収穫日の6/13 午前7:00 晴れ/気温16.6℃  

角田山で「里山の花々 夏」を収穫するのは今年で2年目、蜜源となる植物が揃っていて順番に花が咲いている好条件の場所として昨年から巣箱を置きはじめました。予想通り今年も桜→藤→アカシア→野バラ→栗と時期をずらして花が咲き続けるので継続して巣を蜜で満たし続けられる。

そして、6/13に収穫した「里山の花々 夏」は、ノバラとクロバナエンジュ、そしてアカシアも少し入っています。

野バラ


クロバナエンジュ

里山 夏は、ひとつ前に咲いているアカシアを収穫し終わってから、野バラやクロバナエンジュの蜜が巣箱に溜まっていきます。
なのでアカシアが一緒に入ることはあまりないのですが、今年アカシアがわりと一緒に入っていました。
それには収穫地となる角田山の地形が大きく関係しています!

つたない絵ですが、草野が巣箱を置いている角田山の場所を横から見た時の図です。人に見えるのはアカシアの木です。

角田山の収穫地は、東からの朝日・夕方には西(日本海側)からの西日が当たり日当たりが良く、平地からの暖かい風が里山から山上に向かって上がってくるので蜜源植物の開花も里山から順々に咲いていきます。角田山の上の方に咲いているアカシアが、5/24時点ですでに満開を過ぎて散り際だったので、ここでアカシアはもう散ったと思っていました。
が、実は巣箱を置いている裏がくぼんだ地形となっておりそこにあったアカシアが、時期をずらして花を咲かせそれがミツバチにとっては第二弾のアカシアの花蜜となったと考えられます。
なんと盲点!
茂っていて分からなかったけど、くぼみにもアカシアの木があったんだねー

里山や山の上のアカシアが終わった後も(草野はここでアカシアが終わったと思い収穫)、ミツバチはくぼみのアカシアの蜜も集め、野バラやクロバナエンジュの蜜も集めていたんですね。

そして気付いた方もいられると思いますが、野バラとクロバナエンジュの蜜が入っているということは「海辺の花々」と近いはちみつになります。
今年ミツバチが少ないから海辺にミツバチの巣箱を置けない=海辺が収穫できない とお伝えしていましたが、こちら「里山の花々 夏6/13」が甘さや風味が近いのでほぼ同じになります。

春のはちみつが『花』であれば、夏のはちみつは『果物』フルーティな香りが特徴です。
初夏の花の爽やかな甘さをお楽しみください!

2025.6.23現在「はちみつ納品速報」

車で走っていると栗の花が満開になっているのを見かけるようになりました。
白い柳のように垂れ下がって、ボリュームのある姿です。

栗の蜜は初夏の蜜源。
毎年「里山の花々 夏搾り」の百花蜜として栗の蜜が入ります。
実を食べるとさっぱりとした栗の甘さが印象にありますが、蜜はちょっと個性的。

甘みがしっかりとあり香ばしいような風味が感じられる、少し大人向けのはちみつかもしれません。

さて、近隣の店舗さんや直売所にてはちみつを順次納品させていただいております。
商品はアカシア!
売切れとなってなっているところもありますが、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
digmogcoffeeTide &Tasteでは、「里山の花々春」とアカシアを購入いただけます

【注意】
各店舗からはちみつの発送はしておりません。
購入は店舗で直接のみです、「発送してほしい」とのお問い合わせを店舗へされないようよろしくお願いいたします。

◎取扱店舗 2025.6.23現在

そら野テラス(新潟/西蒲区)→売切

越王の里 (新潟/西蒲区)→売切

小冨士屋(新潟/西蒲区)→在庫有

長谷川屋(新潟/西蒲区)→売切

和風ジェラートおかじ(新潟/西区)→在庫有

キラキラマーケット(新潟/中央区)→売切

よりな〜れ燕いち(新潟/燕市)→在庫有

digmogcoffee(新潟/上越市)→在庫有

Tide &Taste(東京/代官山)→在庫有

【2025はちみつ③】アカシア

はちみつ草野で一番収穫量があるはちみつはどれか。

それは「アカシア」です。
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サラッとしたおだやかな甘さ

【主な花】 アカシア
【香りの強さ】1 (5段階)
【甘さの強さ】1 (5段階)
【収穫期間】5月24、26日
【収穫場所】新潟市西蒲区角田山
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草野が収穫しているアカシアは、新潟市西蒲区角田山で収穫したもの。
この山は日本海の海沿いにある低山で、潮風が通る里山の麓にアカシアの木があります。


収穫日、朝日とともに採蜜していきます

収穫日5/24午前6:00 曇り/気温16.8℃  


新潟市西蒲区角田山

日本海側西蒲区角田山の麓の鉢置き場。ウグイス鳴き声がきこえるのどかな環境

5/24時点でアカシアはすでに満開を過ぎて散り際で、足元にはアカシアの白い花が敷き詰められて良い匂いがしてきます。
ということは、ミツバチ達はすでにアカシアの蜜をおおよそ採り終えて巣箱には溜まってきているはず。
ということで収穫していきます!

予想通り、巣にはたっぷりのアカシア蜜。
はちみつは巣箱を設置しておくと自然にミツバチが蜜を溜めていくわけではなくて、
毎年「花は順調に咲くだろうか、蜜は入っているだろうか」と心配がつきませんが、その年の天候・ミツバチの成長具合、植物の成長スピードなどたくさんの情報を加味しながら最適な条件で収穫しています。
植物やミツバチのお世話も含めると養蜂はわりとデリケートな仕事だと思っています。

今年も全ての条件が重なって収穫できた「アカシア」、どうぞお楽しみください。




【2025はちみつ③】アカシアの搾りたて

昨年復活した「アカシアの搾りたて」、今年もお届けするべくご用意しました。

アカシアの搾りたては、草野が早朝に収穫したアカシアはちみつを【収穫した当日に瓶詰め・発送】する
特別なはちみつ。早ければ翌日には皆様のお手元に届くので、アカシアのフレッシュな香りと優しい甘さ、採りたてはちみつの旬を感じることができます。

2025年アカシアは、新潟市西蒲区角田山で収穫しました。
この山は日本海の海沿いにある低山で、潮風が通る里山の麓にアカシアの木があります。

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日に透けるクリアな色と、クセのない優しい甘さがアカシアの特徴ですが、
収穫してすぐは特に香りが良くて美味しくて本当にスペシャル!
到着したらなるべく直ぐにビンを開封して香りを楽しんでください。
そのあとティースプーン1杯のはちみつをそのままお召し上がりください。

「数時間前まで巣の中にあった」特別で最高にフレッシュなはちみつを食べていただきたい、
そんな草野の思いから始まった「アカシア搾りたて」は、今この瞬間にミツバチたちが食べているはちみつです。

「透き通った軽やかな甘さ」

【主な花】 アカシア 
【香りの強さ】1(5段階)
【甘さの強さ】1(5段階)
【収穫時期】2025年5月24,26日
【収穫場所】新潟市西蒲区角田山


新潟市西蒲区角田山

【2025年産はちみつ②】『里山の花々春』5/18収穫

山桜・ウワミズザクラといった桜蜜の収穫が終わり、
そのまま同じ場所で咲く藤の収穫に入りました。

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「藤の上品な香りと優しい甘さ」

【主な花】 藤(ウワミズザクラ、タニウツギ) 
【香りの強さ】4 (5段階)
【甘さの強さ】4 (5段階)
【収穫期間】2025年5月18日
【収穫場所】新潟市西蒲区角田山
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桜の収穫が5/8だったので、その10日後には藤を収穫しているという待った無し状態!
もう一週間もしないうちにはアカシアが始まり、ミツバチと養蜂家にとっては怒涛の5月が始まりました。

複数の花から集められたはちみつを「百花蜜」といい、はちみつ草野では採蜜地や季節によって異なる味を『里山の花々』と呼んでいます。
「里山の花々春」を収穫した角田山は482mの低山。
収穫日の5/18午前6:30 曇り/気温18℃  

ちなみにはちみつを収穫する際は、朝早い時間に収穫します。
この日も朝6:30には角田山で採蜜を始めました。
それには理由が。。。

日が昇り始めるとそれにあわせてミツバチ達が動き出し蜜を探しに飛んでいきますが、ミツバチ達が新しい蜜(当日集めた蜜)をもって戻ってくる前に巣箱にある前日までの蜜を収穫してしたいからです。
花から集めてきたばかりの蜜は水分も混ざっていますし味が薄い。
皆さんが食べているはちみつは、巣箱の中でミツバチ達が羽を動かし風を起こして水分を飛ばした美味しいはちみつです、なので前日までの蜜と当日の蜜が混ざらない朝のうちに収穫してしまいます。

さて、「里山の花々 春」の特徴もご紹介しますね。
メインとなる蜜源は藤。
周辺の山藤の開花はこんな感じ
動画の藤は見事な咲き具合ですが、今年は咲いている藤の数が昨年より少なく、花の色も薄めでした。

藤は上品な香りと優しい甘さの蜜が特徴、そしてアカシアと同じマメ科なので、花が終わるとインゲン豆に似た細長い実をつけます。

今年の「里山の花々春」の蜜を紹介すると、例年の里山春よりさっぱりした状態になっています。
ウワミズザクラの蜜がまだ巣箱に残っている状態で、毎年ミツバチ達が藤の蜜を集めてくるのですが、今年はその藤の量が少なめでした。なので割合でいうと50:50。
藤の穏やかな甘さを感じられつつウワミズザクラの香りもしっかりと感じられるはちみつになりました。


新潟市西蒲区角田山

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