第3回『山桜を採るために無理はなかっただろうか。』

ずっと心の奥にちくちくしてたやつ

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ミツバチはしゃべらない。
何をしてもダメとは言わない。
時にはとてもアグレッシブで激痛を伴う方法でアピールもしてくるが、それさえ気にしなければ、いかようにでも扱える。

こういう蜂蜜が欲しいと思えば、そのように採っていける。
それが簡単な年もあれば、少し無理をしてそうしていた年もあった。

大人気の山桜のはちみつは

草野が必要に駆られ採ったはちみつなのか、ミツバチが十分満たされた上での余剰だったのか。

苦労話なんて言ったら美談のようだけど、ミツバチからみたらそれはしなくていい苦労だったのでないか。

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10年間続けてきた枠組みでは無理が出るようになってきた。
はちみつの収穫地も変わったし、収穫方法も変わった。
気候条件や花の開花時期も安定しない。

山桜
菜の花
桜菜の花

里山の花々春搾り
アカシア
海辺の花々
里山の花々夏搾り
夏のはちみつ
HONEYWHIP

枠組みを見直そう。

  第4回へ

第2回『清々しいほどダメだった去年』

考えられないほどの大凶作。
こんな日が来るとは思わなかった。
3割減ならあり得ると思っていた。
まさかのアカシアほぼゼロ。

近くの養蜂家も全然採れないと言っていた。
草野よりずっと長く養蜂をやっているベテランの方でも、人生で一番悪いと言っていた。
(後からわかったことだが、ヨーロッパの方でも大凶作、新潟より北ではそれなりの実績だったらしい)

言ってしまえば小手先だけではどうにもならなかったわけだ。
清々しいほどダメで、ある意味すっきりした。
くよくよしなくて済んだ。

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なんとなくここ数年、うまくいかないことが続いていた。
仲間とダメだった年の次の年は良い年と言い続けて、良い年が来なかった。
昔はもっと簡単に蜂が飼えたとベテランは言っている。
ただただミツバチの数と収穫量だけを見たら、12年前(草野が仕事にする前の見習いの年)が一番成績が良かった。

  第3回へ続く

第1回『今ミツバチたちが食べているそれ』

今年は節目の年。
次の展望を含め全4回シリーズでお伝えします。

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おかげさまではちみつ草野は6年目。
25歳から始めた養蜂業も、11年目に入ります。

最初の草野養蜂としての5年は、ただひたすらミツバチと向き合い、自然の偉大さに気付かされるだけの5年。
次のはちみつ草野としての5年は、ブランドリニューアル、結婚に子育てと、仕事と私生活のバランスの変化の5年。
・・・その最後の1年、去年は大凶作の1年。

さて、次の5年は・・・

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具体的にどこかに書いてきたわけではないが、

『今ミツバチたちが食べているそれ』

これがはちみつ草野というより、草野のこの5年間の目標だった。
果たして草野はこれを達成できたのか。

振り返ってみれば、まさに『今ミツバチたちが食べているそれ』を自信をもって提供してこれたと言えよう。
非加熱の方が成分が・・・などとはいうが、それ以上に自然界の昆虫の食べているそれが、たまたま人間の味覚にもあっていた、そういうものを提供してこれた。

かたや商業的になりすぎていなかったか、心残りもある。
『今(はちみつ草野の)ミツバチたちが食べているそれ』は提供してこれた。
しかしそれはミツバチたちの幸せの上に成り立っていたか。
商業的になるあまり、強引な収穫はしていなかっただろうか。

『山桜を採るために無理はなかっただろうか』

わざわざはちみつ草野に連絡をくれるような方は、それを知っても買う気になるだろうか。

これにと囚われていなかっただろうか・・・。

  第2回へ続く

【復旧】現在メール機能に不具合が出ております

【8/27追記】 復旧いたしました。
また、お盆前後からいただいたメールが全て届かない状態となっておりました。
お問い合わせいただきました方には、申し訳ございませんでした。

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現在メール機能に不具合が出ております。
お盆前後からのメールが確認できない状況です。
お問い合わせいただいたお客様には大変ご迷惑をおかけします。

【新商品】海辺の花々がもう1種類追加

例年海辺の花々は1種類ですが、今年はもう1種類追加の合計2種類になります。

海辺の花々6.1 (例年の海辺の花々に近い)
アカシア、野ばら、黒バナエンジュ等の花々のはちみつ。
今年は藤も入っています。
例年よりアカシアの割合が多いです。
※6月中旬から販売している、収穫日シール無しのものはこちらになります。

NEW海辺の花々6.18
エンジュなど花々のはちみつ。

はちみつ草野OnlineShop
▶︎https://mitsukusa.thebase.in/items/48362361

※来年以降、詳しく調査します。

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はちみつ草野に新しいラインナップ。
海辺の花々6.18 が追加。
収穫地は、新潟県北蒲原郡聖籠町。
収穫期間は6月2日〜18日。
エンジュなどの花々のはちみつで、強い癖もなくさっぱりしたはちみつです。

実はミツバチの移動の関係でたまたま採れました。
例年より少し早めに、聖籠町から弥彦角田山にミツバチを移動したのですが、トラックの荷の関係で乗り切らず、7箱ほど放置していきました。
その7箱、蜂蜜も貯まっておらず軽くて移動も楽だろうと思っていたら大間違い。
あまりの重さに一度収穫をすることになりました。

そういった経緯で採れたはちみつです。
例年よりどの花も早く終わってしまい、途方に暮れておりました。
ですがその結果、『例年にはないこと』することになり、結果新しい発見がありました。
養蜂家として、新しい蜜源を見つけた時は、とても興奮します!

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しかし、『例年にはないこと』が当たり前になりつつあるような気がしてなりません。
100年に一度は何度あるのか。
災害のない年は無くなったのか。

その中ではちみつ草野はどうするのか。

新しいスタンスを考えていきます。