第1回『今ミツバチたちが食べているそれ』
今年は節目の年。
次の展望を含め全4回シリーズでお伝えします。
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おかげさまではちみつ草野は6年目。
25歳から始めた養蜂業も、11年目に入ります。
最初の草野養蜂としての5年は、ただひたすらミツバチと向き合い、自然の偉大さに気付かされるだけの5年。
次のはちみつ草野としての5年は、ブランドリニューアル、結婚に子育てと、仕事と私生活のバランスの変化の5年。
・・・その最後の1年、去年は大凶作の1年。
さて、次の5年は・・・
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具体的にどこかに書いてきたわけではないが、
『今ミツバチたちが食べているそれ』
これがはちみつ草野というより、草野のこの5年間の目標だった。
果たして草野はこれを達成できたのか。
振り返ってみれば、まさに『今ミツバチたちが食べているそれ』を自信をもって提供してこれたと言えよう。
非加熱の方が成分が・・・などとはいうが、それ以上に自然界の昆虫の食べているそれが、たまたま人間の味覚にもあっていた、そういうものを提供してこれた。
かたや商業的になりすぎていなかったか、心残りもある。
『今(はちみつ草野の)ミツバチたちが食べているそれ』は提供してこれた。
しかしそれはミツバチたちの幸せの上に成り立っていたか。
商業的になるあまり、強引な収穫はしていなかっただろうか。
『山桜を採るために無理はなかっただろうか』
わざわざはちみつ草野に連絡をくれるような方は、それを知っても買う気になるだろうか。
これにと囚われていなかっただろうか・・・。
第2回へ続く